なぜ、このように言われるのでしょうか・・・
足は心臓から遠い所にあり、心臓の働きだけでは、血液が十分に届きません。歩くことで、筋肉が伸縮し、ふくらはぎがポンプのように働き、血流を促がしているからです。
歩けば歩くほど筋肉は鍛えられ、足が丈夫になり、転倒しにくくなります。
歩くことで、血流量も増え、全身が温まります。体温が上がれば、免疫力も上がり、病気になりにくい身体になります。臓器にも血液が十分に行き渡り、機能が向上します。
脳への血流量も増えるため、認知症の予防や周辺症状の緩和にも繋がります。
また、アロマテラピーを用いた、タッチングを合わせることで、さらに相乗効果が期待できます。芳香成分は、様々な薬効があり、患者さまの病状に合わせて、体の様々な部位にアロマテラピーのタッチングやアロマ入り沐浴剤を使ったケアも臨機応変に行います。
年齢を重ねれば、目も見えにくくなり、足の爪切りは特にやりにくくなるでしょう。足にトラブルがあれば、足を気にするようになるのでしょうが、そうなってからでは、痛みが出てきて、歩けなくなってしまうことも。
お年寄りは、少しの間でも歩けなくなることは、身体に悪影響となります。
慢性疾患の悪化、AⅮLの低下から排泄を失敗し、自信喪失をきっかけに認知症を発症したり、周辺症状が悪化したり、転倒し骨折のおそれもあります。
爪を切らないままでいて、変形したり、肥厚したり、巻き爪を放置し炎症を起こしたり、水虫や浮腫など、様々な足トラブルを回避し、いつまで自分の足で歩きけるように、まずは、正しい足の爪切りと足の観察が重要です。
では、足だけ看ていれば、ずっと健康で楽しく生活できるのでしょうか?
抱えている病気の重さや、ご家族を含め、患者さまご自身の今まで生きてきた物語を理解し、地域社会など、取り巻く様々な環境も全て合わせて、柔軟に考えいかなければなりません。できるだけ要支援から関わり、足の観察・ケアを通して、患者様の持てる力を把握します。
そして、全人的なケア(身体的ケア・精神的ケア・社会的ケア・スピリチュアルケア)を行い、患者さまが人生の物語の最後のページまで、自分らしく過ごせるように、ご家族の負担も理解しつつ、支えとなれる訪問看護を心がけています。
予防段階から看護師が関わることで、認知症の早期発見や、発症しても予後予測がある程度できます。
訪問看護をご検討中の方は、以下のメニューをぜひご覧ください。
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